真性包茎なら保険が利用できる
ひとえに包茎と言っても様々な種類があるわけですが、治療にあたってほぼ例外なく保険を適用して治療や手術が行えるのが真性包茎と呼ばれる種類の包茎です。真性包茎は勃起をしたときでも亀頭が皮から出ない状態の包茎のことをいい、正常な性行為が難しいだけでなく排泄障害などの問題を併発してしまっているケースが多く見受けられます。
性行為や日常生活に支障が生じてしまっているわけですが、当然ながら健康保険の適用が可能ですし、優良なクリニックであれば健康保険証を提示して手術などを行うことで支払う医療費の自己負担額を3割に抑えることができます。
なお真性包茎の治療であってもすべてのクリニックで必ず保険を適用できるわけではありませんし、完治にかかるまでの期間や総費用も違ってくるため、実際に治療や手術を行う前には、健康保険が適用されるのかや、具体的にどの程度の費用が必要になるのかを確認しておくと安心です。
仮性包茎は保険が利用できないケースが多い
包茎の中でも日本人に最も多い種類の包茎と考えられていて、実際に包茎手術をする人のほとんどが該当するのが仮性包茎という種類の包茎です。仮性包茎は勃起をしていない状態では亀頭が皮をかぶっているのですが、勃起をすると皮がむけますし、勃起をしていない状態であっても簡単に皮をむいて亀頭を出すことのできる状態の包茎をさします。
簡単に亀頭を出すことができるため、日常生活や性行為の際には支障が生じてしまうことはないのですが、亀頭が不衛生な状態になりがちですし、性感染症などにもかかりやすいため、治療が推奨されていますし、実際に多くの人が治療を行っています。
しかし真性包茎が日常生活に支障をきたす一方で、仮性包茎は支障をきたすことがほとんどないため、手術などを行う際は自由診療とみなされ基本的には保険を適用して治療を行うことはできません。仮性包茎が原因で重大な病気などが併発しない限り、保険は利用できないことを覚えておきましょう。
まとめ
日常生活や性行為に支障をきたす理由があるため、真性包茎は保険を適用して治療ができる一方で、性行為などに重大な問題がない仮性包茎は保険が利用できないほとんどです。
衛生面や性感染症などの理由で仮性包茎の手術などを行う場合には高額な医療費が必要となることを念頭に置いておくととともに、仮性包茎の手術などを行う場合には料金体システムやアフターケアなどがしっかりしているクリニックを選ぶと、安心して治療を行うことができます。