仮性包茎と真性包茎の違い
ペニスが皮をかぶっていて亀頭が露出されていない症状のことを包茎といいますが、その重度によって包茎にも様々な種類があります。全く皮をむくことができない状態の包茎を真性包茎というのに対し、日頃はペニスが皮をかぶっているものの、勃起した際などには比較的簡単に亀頭が露出できるのが仮性包茎です。
真性包茎は重度の包茎と言っても過言ではありませんし、まともに性行為ができないため早急に治療が必要と考えられる一方で、仮性包茎は通常の性行為が可能であるために症状が確認できるものの、治療を行わずにそのままにしておく人が大勢います。
仮性包茎の治療を行う場合、原則自由診療での治療となりますが、仮性包茎も真性包茎と共通する問題点がありますし、時間や費用に余裕がある場合にはできるだけ早めに治療を行うことが望ましいと考えられています。具体的にはどのような共通の問題点があり、どのような仮性包茎は早急な治療が必要なのでしょうか。
仮性包茎と真性包茎に共通する問題点
仮性包茎と真性包茎で共通する問題点として真っ先に挙げられるのが、ペニスが不衛生になってしまう点です。どちらの包茎も日常生活を過ごす中では亀頭が露出されていないため亀頭に汚れなどが溜まってしまいがちですし、不衛生になりがちです。
ペニスが不衛生な状態ですと下半身の悪臭の原因となり、性行為の際にパートナーに不快な思いをさせてしまう上に炎症系の病気に感染してしまう危険性も高まります。加えて性病を発症するリスクも高まってしまうため、自分自身やパートナーを性病の危機にさらしてしまうこととなるのです。
また真性包茎の場合、強引に皮をむくとむいた皮によって亀頭が締め付けられてしまい、ペニス先端がうっ血したり最悪の場合は細胞が死んでしまうことがあります。重度の仮性包茎の場合も同様に強引に亀頭を露出させると皮がもとに戻らなくなり、ペニスが締め付けられてペニスの先端までの血流が滞ってしまうことがあります。
まとめ
真性包茎の症状が確認できる場合、正常な性行為ができませんし排泄障害などの重大な症状を引き起こす原因となるため直ちに治療を行うことが大切です。
一方で仮性包茎の場合も真性包茎と同様に亀頭が不衛生になりがちですし、炎症系の病気や性病にかかりやすくなってしまうなど共通の危険性を孕んでいます。真性包茎・仮性包茎に関係なく、包茎症状に悩んでいる場合にはできるだけ速やかに専門医に相談をすることをおすすめします。